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2019-09-26

“泡になる” Official Music Video制作にあたって

こんにちは、やすだです。

新曲”泡になる”Official Music Videoいかがでしたでしょうか。

デモ音源がすがま君から送られてきたのが5月だったため音源と映像の制作で計5ヶ月、制作に費やしたことになります。

今回はtiny yawnにとって色々と初めての試みもあったので、制作記という形で残しとこうかなと。

 

「PVってどうやって撮るの?」「忙しくてスタジオ入れないときにどうやって曲を完成させるの?」といった悩みがある人は参考になるかもしれません。

 

(結構長くなるので伝えたいこと順に上から書いていきますね)

 

撮影にご協力いただいた方々へ

今回の作品はこれまでの作品の中で最も多い方々の協力で作り上げることができました。

撮影の監督をしてくれた川崎くん、アシスタントを務めてくれた高森さん、そして出演を快諾いただいた川村安奈さん、今回もレコーディングを担当してくれた大野さん、本当にありがとうございました。

僕らにとっては初めての試みも多く、いろいろとご迷惑をかけたと思います・・・。

それでも無事、皆様の協力があって本作を完成させることができました。

 

本当にありがとうございました◎

※「この場を借りて厚く御礼を申し上げます」とか書くとなんかよそよそしくて恥ずかしいので。

新曲”泡になる”制作にあたって

スタジオ入れない問題

新曲の”泡になる”は実はこれまでとは違う制作背景があります。

それはほぼオンラインのやりとりだけでつくっている点です(レコーディングを除き)。

 

というのも今年の4月から高橋が仕事の都合で東京を離れているため、頻繁にスタジオに入れない状態です。

前作のsummer hole以降、どうやって作品を作っていこうか悩んでいたのですが・・・。

 

・・・

 

・・・

 

スタジオ入らなくても曲作れるんじゃね?

 

と考えなおし、オンラインのやりとり(=LINEとDAW)で制作を進めることに決定。

↑こちらががまくんから5月のGWに送られてきた初デモ↑

最終形とは調も違いますね。

※今年のGWはがまくんから2日に1回くらいのペースでデモ音源が送られてきました。どんだけ家篭ってたんだよ・・・。

 

tiny yawnのメンバーは髙橋以外DAWが触れるので、各々自分のパートを打ち込んでやりとりが始まりました。

歌だけは一度髙橋にスタジオに1人で入ってもらい、実際に音源に合わせて歌ってもらっています。

 

りんご音楽祭のオーディションがあった際に髙橋が東京に戻ってきたので、そこで1度だけ実際にスタジオで合わせています。

その後細かなアレンジを再度オンラインで確認して、翌日に1日でレコーディング。

 

ちなみにtiny yawnの場合は「曲を作った人がアレンジの最終決定をする」という暗黙の?ルールがあります。

A案とB案の2つのアレンジで迷っている時は最終的には作曲した人がどちらで進めるか決定します。

他の人はアレンジの案をひたすら出していくイメージです。

意外とこれは大切なことだと思っていて、誰が制作のオーナーになるかを決めておくと「結局ここのアレンジどうしよっか〜」みたいな感じでダラダラしないです(喧嘩も起きないと信じている)。

特別な機材はそこまでいらない

DAWは敷居が高いイメージありますけど、デモ音源のやりとりにあたって必須な機能はあんまり多くないと思っています。

直接演奏して重ねるにしてもオーディオインターフェースがあればokですからね。

こういった1万円代のオーディオインターフェースには大体Cubase AI or Cubase LEが付属していますしね・・・。それで十分です。

※やすだはLogic Pro Xユーザーなので、あんまりCubaseは触ったことないですけど・・・。

 

あ、MacユーザーはGarage bandでも良いですね。

Garage bandも使ったことありますが、デモ音源のやりとりだったら十分です。

 

Official Music Video制作記

撮影に至った理由

tiny yawnでは「どういった曲がウケるか?」みたいなことはほとんど誰も考えていない気がします・・・。

割と結成当時から自分たちが作りたい曲を自分たちのペースで制作しています。

 

僕は「作った曲がウケない」ということがあってもそこまで気にならないタイプです。

逆に褒められても「それはその人の感性が僕らと合っていただけ」としか思わないです・・・。

 

ただ「自分たちと感性の合う人たちがどれくらいいるのか?」ということには興味があります。
(だって気の合う人は多い方が良いじゃないですか)

 

だから「そもそも作った曲が聴かれない」というのが嫌なんですよね。

 

これがMVの撮影をした一番の理由です。やっぱり素敵な映像があると聴いてくれる人も増えると思うので。
(みなさんのお陰で、まとまったお金が入ったからというのもあります)

撮影にあたって

上記の理由で「MVを撮ろう!」ということになったのですが

 

何から手をつけて良いか分からない・・・

 

そんな状態だったため結構大変でした。

 

というか撮影のノウハウを知っているバンドマンってなかなかいないですよね。

今回の撮影を通して感じたことは・・・。

 

わかる人にちゃんと相談しよう(当たり前)

 

ということです。

 

僕は運が良くて、撮影のことをわかっている人がたまたま自分の働いている会社の同期にいました笑。

今回撮影の監督をしてくれた川崎くんは普段仕事でも結構絡むことが多いので、コミュニケーションもスムーズでした。

打ち合わせも会社で仕事終わりにできるしね。

制作過程

下記のようなスケジュール感で実施しました。
1と2でそれぞれ打ち合わせして、あとの細かいやりとりはLINEでといった感じですね。

1.制作概要の決定(7月上旬)

−どの曲のMVを撮影するか

−完成物の大まかなイメージ

−予算、納期

2.撮影内容の決定(7月下旬)

−絵コンテの作成

→ざっくりとした案はお互いあって、話しながら1カットずつ決めていくイメージです。

例:曲の1:30 – 1:45はバンド全体で演奏している映像、0:17〜0:30は背景+曲タイトル、みたいな感じです。

3.必要な場所、キャスト、備品の洗い出し→手配(8月中旬〜下旬)

−撮影場所の絞り込み→下見→手配

−今回はスペースマーケットというサービスを利用しています。

−キャストへの出演交渉

−備品の洗い出し、調達

−撮影に使用した楽器(ドラムセット、ドラムミュート、キーボードスタンド)はレンタルで手配。

→ドラムセットの搬入・搬出や組み立ても依頼できるサービスが多いです

−当日のタイムテーブル作成

4.撮影当日→編集(9月)

 

・・・

 

やること(やってもらったこと)多すぎ・・・

 

・・・

 

・どれくらいのお金、納期がかかるのか?

・実際にどのくらいの広さの会場が必要か、どれくらいの明るさ(重要らしい)が必要か?

・場所の手配はどのように進めるか、下見の際のチェックするポイントは?

・どのカットの撮影にどれくらい時間がかかるか?

上記のようなことは全く分からかったので川崎くんに教えてもらいなが進めていった感じです。

会場の手配や出演者とのやりとり等、かなりの作業をやってもらっています・・・。

おわりに

実は今回の撮影、1点だけ悔しいなと思ったことがありまして・・・。

 

「もっと協力してくれた人にお金を払いたかった」

 

さすがに詳細は書きませんが、今回の撮影では結構なお金がかかっています。

それでも監督の川崎くんをはじめとした関係者の皆様のお陰でなんとか希望の金額内で制作できました。

 

・その人の今の時給

・その人が今持っているスキルを得るまでに費やした時間

 

上記を鑑みて「これくらい払うべきでは?」と僕が思ったお金を残念ながら出せなかった部分がありまして。

正直「もっとお金があればなぁ」と思うことが何度かありました。

 

僕も制作側の人間でもあるので、然るべき対価をちゃんと払いたいと考えています。

ただ僕らも他にまだまだ作りたい作品があって、予算はできる限り抑えたいとも思っていて・・・。

(やっぱりバンドのみんなで手に入れた資金は大事に使いたいし、そのあたりの細かな調整は僕の役目なのかなと勝手に思っています。)

 

改めて、もっとお金稼がなきゃなぁと思いました。

 

新曲聞いてくれた人、どうもありがとう。

 

それでは

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